水はどこから来てどこに行くの?
水の循環
海や川の水は、太陽の光があたると水蒸気になって雲になるんだよ。そして、雲が風に運ばれながら、だんだん大きくなると、山や町の上に、雨や雪となって降ってくるんだ。
降ってきた雨や雪はね、川に流れたり地面にしみこんで地下水になったりして、最後は海に流れていくんだよ。
こうして、水は水蒸気や雲や雨(雪)、そして川や湖の水と姿を変えては、くりかえしぐるぐる回っているんだ。これを「水の循環」と呼んでいるんだよ。
川の水や地下水は浄水場できれいな水にしてから、配水池や水道管を通ってみんなの家に運ばれているんだよ。
そして、お家で使った汚れた水は、汚水管を通って、豊中市にある原田下水処理場に集められるんだ。原田処理場では運ばれてきた汚れた水を薬品などを使って、きれいな水にしてから川に流しているんだよ。
もし浄水場・下水処理場・ポンプ場がなかったら
浄水場は、川などから取った水をきれいにして、飲める水にするところなんだよ。もし浄水場がなかったら、飲み水の中にバイ菌が入っていておなかをこわすかもしれないよね。
下水処理場は、使い終わった汚れた水を薬品などできれいにして川や海に返すところなんだよ。もし下水処理場がなければ、川の水や海の水がどんどん汚れて、魚が住めなくなったり、怖い病気がはやったりするかもしれないよね。
雨水ポンプ場は、大雨が降っても家が水に浸からないようにするために、川より低いところに降った雨をポンプでくみあげて川へ流してくれているんだよ。また汚水ポンプ場は、下水管の中で自然に流すことができない汚水を、途中でくみ上げては流し、豊中市にある原田処理場に送っているんだよ。
もし雨水ポンプ場がなかったら、大雨が降った時に、家の中が水浸しになったり、汚水ポンプ場がなかったら、下水道管から汚水が溢れ出てトイレが使えなくなるかもしれないんだよ。
だから浄水場や下水処理場、雨水・汚水ポンプ場は、私たちが生活していくためにはとっても必要で大切なものなんだよ。
みんな普段あまり気にしていないかもしれないけど、こうして考えると水道や下水道って、私たちの生活にすごく関係があるんだね。